資金繰り表とは

資金繰り表とは現金の出入りを纏めた表です。資金繰り表を作ることで資金状況を見える化でき、自社だけでなく、金融機関を始めとした関係者と情報を共有することで、次の対策を打てるようになります。

資金繰り表には資金繰り実績表(過去に支払った実績)と資金繰り予定表(将来の予算)があり、特に重要なのは資金繰り予定表です。資金繰り予算表を作ることで、いつ資金が足りなくなるかを把握できるので、借り入れや資金注入、リスケなどの対策を取ることが可能となります。

資金繰り表のつくり方

状況が悪くなり、金融機関から資金繰り表を作るように言われた会社も多いかと思いますが、資金繰り表の作成方法はいくつかあります。基本的にはエクセルで作成する場合が多いです。

また、資金繰り表には細かさがあり、月次・五十日(ごとうび)・日次で管理するものがあります。状況が悪くなれば、日繰り表という日次で管理する資料を作成することが求められます。

資金繰り表テンプレート

資金繰り表のエクセルテンプレート(フォーマット)はWEB上でいくつか掲載されています。基本的には同じですが、月次の表に直接打ち込むやり方と、各費目を入力するものがあります。

当社も今回のコロナ禍によって資金繰りに窮している会社様が多数ある中で、少しでも力になれないかと考え、詳細な資金繰り表を比較的簡単に作るためのフォーマットを作成いたしました。入力項目が細かく、支払いを科目ごとに入れていく方式ですが、金融機関によく言われる部分は対応できるようにしています。

無料で提供しておりますので、ご利用されたい方は下記よりダウンロードしてください。(※エクセルファイル【1MB】がダウンロードされます。)

>>オクリビト提供の資金繰り表ダウンロード

※ただし、無料ですので、サポートは行っておりません。

他にも以下サイトでも提供されているものがあります。

日本政策金融公庫が提供しているもの(https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_chusho.html

株式会社ラクス社が提供しているもの(https://keiriplus.jp/template/shikingurihyo/

資金繰り表作成における注意点

資金繰り表はその性質から、日々変わっていくのが当然ではあるのですが、 外部に提出する場合は正確性を求められますし、変更点の説明を求められる場合もあります。

正確性を高める必要はありますが、 時間をかけたところで利益にはつながりません。 下記のことを意識して、資金繰り表を使うことが重要です。

  • 先の状態を見通して対応できるようにすること
  • 簡易に作成すること
  • 経理担当者に任せていくこと